鈴木理策 海と山のあいだ サイン入り。鈴木理策「海と山のあいだ」(サイン入)。鈴木理策「海と山のあいだ」(サイン入)。「海と山のあいだ」の主題は、神話以前の風景を写しとることにあります。デジタルカメラや携帯で撮影された写真が氾濫する現代社会において、私たちが写真を見るという行為が情報の後追いとなってしまうことが多くなり、驚きをはらんだ視覚体験が困難になる状況が、鈴木に写真というメディウムに対して自覚的にならざるを得ない機会をもたらしました。。鈴木理策「海と山のあいだ」(サイン入)。海から始まり、自然と人間の営みが長い時間をかけて形成した熊野古道を伝って、山中へと辿る道のりが記録されています。。ナチス虐殺の記録 決して忘れない WE HAVE NOT FORGOTTEN。かつて熊野に神話的光景を見出した太古の人間が目にした風景、人間が脳を通して対象を読み取り、それらを意味づける以前の原風景を写し撮りたいと、鈴木は、光や風や音に反応してシャッターを押すという、外部からの揺らぎを制作に招き入れる手法をとっています。新編 名宝日本の美術 全11集セット 小学館ギャラリー